千葉に行くつもりじゃなかった
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Vol.7 「木育おもちゃFesta ~木育キャラバン in 千葉~」に行ってきました。

2017.10.31

こんにちは、くろさわゆうこです。

寒さも日に日に増し、秋も深まる一方ですが、みなさんいかがお過ごしですか?そんな秋といえば、「食欲の秋」「芸術の秋」「スポーツの秋」など、何をするにもうってつけの季節ですね。 行楽や遊びにも最適ですが、今回の【千葉へ行くつもりじゃなかった】では、以前に行った素敵なイベントをお伝えします。

参加したイベントは、その名も「木育おもちゃFesta 木育キャラバン in 千葉」。 8月末とかなり前のイベント紹介になってしまいますが、木のおもちゃならではのぬくもりや自然のモノの良さが体感できたとっても素敵な2日間。4歳の我が娘はもちろん、多数ある木のおもちゃで目一杯遊び、楽しそうに過ごしている親子の姿にたくさん出会うことができました。

■”木のぬくもりと良さ”を体感する「木育おもちゃFesta 木育キャラバン in 千葉」ができるまで

今年は、去る8月26〜27日(土・日)に千葉市ハーモニープラザで開催された「木育おもちゃFesta 木育キャラバン in 千葉」ですが、 地域の子どもたちと子育て世代をサポートする団体「子育て支援ステーション ニッセ」(千葉市中央区、以下ニッセ)さんが主催し、 公益社団法人国土緑化推進機構の緑と水の森林ファンドによって実現したイベントです。

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今年で3回目となる「木育おもちゃFesta 木育キャラバン in 千葉」。開催当初より主催としてこのイベントを牽引してきたニッセさんですが、その開催の背景にはこの団体設立や運営方針とも少なからず関係しているようで、その経緯を同代表の中村令子さんに伺いました。

「おもちゃコンサルタントマスター」「木育インストラクター」ほか、いくつも肩書きを持つ中村さんが「子育て支援ステーション ニッセ」を設立をしたのは2015年のこと。地域の子どもたちと子育て世代をサポートする団体として、おもちゃコンサルタントやおもちゃインストラクター(認定NPO法人 芸術と遊び創造協会認定)が常駐する施設を持ち、良質なおもちゃや遊びのプログラムをはじめ、子育てに関する情報提供や講座を多数行っています。ですが、設立当初は「子育て施設があっても何か特色がないと地域でより役立つものにならないのではないか?」という思いから、小児科の発達相談や病時保育といった中村さんご自身の経験を生かし、”医療が関わる子育て支援”を目指していたそうです。

しかし、出来上がったばかりの施設からあふれる木の香りに強く心が動かされ、「木のことに関わる」ことをやりたいと思い、以前よりおもちゃコンサルタントの資格の授業で知っていた「木育」に関心を抱き、その分野を追究してみようと思ったことが転機でした。さらには、「木育」をどうせやるなら施設内や身近な地域だけでなく、千葉市全体あるいは千葉県全体の親御さんや子どもたちにも木育を知ってもらい、木のおもちゃを楽しんでいただければという想いが、このイベント開催のきっかけになったようです。

そこで、中村さんをはじめニッセのスタッフさんもおもちゃコンサルタントの資格取得のために学んだ「東京おもちゃ美術館」運営の移動型おもちゃ美術館「木育キャラバン」にお声がけをし、「木育キャラバン in 千葉」として国内外の質の高いおもちゃと楽しい遊びが満載のこのイベントが催されることとなったのです。

はじまりは木のおもちゃでしたが、最近では木や森を取り巻く環境にも関心が高まり、「ニッセの森」という森づくりの活動もはじめたニッセさん。団体名の由来は、家々に住み着き幸せをもたらすと言われる北欧の小さな妖精”ニッセ”(nisse)からだそうですが、まさに幸せを運ぶ妖精ニッセのように、この木育イベントで多くの親と子にたくさんの遊びと豊かな時間を届けていますね。

また、当日は前述の東京おもちゃ美術館よりこのグッド・トイ キャラバンの総合ディレクター・座長の曽我部晃さんもお見えになっていたので、同じくお話を伺ってきました。

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素敵なお人柄が笑顔に表れる曽我部さん。そんな曽我部さんに、全国各地を巡る木育キャラバンのことについてお聞きしました。

「木育キャラバン」は、移動型おもちゃ美術館としてキャラバンボックスに木のおもちゃと楽しい遊びをぎっしり詰め、日本中の子どもたちに向け日本各地を巡る活動ですが、「東京おもちゃ美術館」として新しく新宿に開館した2008年の翌年には、移動おもちゃ美術館事業と位置付けて企画を練り、同年の秋に第1回目の木育キャラバンを青森で開催したのがはじまりでした。

翌2010年に林野庁の木育の事業を受託し活動を続けていく中で、全国の市町村から「木育キャラバンを開催してほしい」という多数のオファーがさらなるきっかけとなり、木育キャラバンが大きく展開されるようになりました。年々その開催数は増え、現在では一年間で約50回のキャラバンのオファーを受け、各地で開催しているそうです。

非常に良質な木製のおもちゃが勢揃いし、木のぬくもりや玩具としての良さを味わうだけでなく、コンサートや大道芸・手品など”見て、聴いて、楽しむ”遊びのライブステージも充実した木育キャラバン。全国各地の親子に素晴らしい木のおもちゃとの出会いの場をつくっていますが、木育キャラバン開始当初より関わっている曽我部さんは、木のおもちゃに特化した移動美術館ということだけでなく、「木のおもちゃ」と「地域活性・地域経済」とが結びつくような場になればという想いももって活動をしているそうです。

実際に木育キャラバンの開催要請は、市町村など自治体からのものが最も多く、次いで企業、子育て支援団体の順だそうですが、開催者の自治体だけでなく、そこに地域の林業や製造業、木工業に関わる方々をはじめ、子育て支援に関わる方々など多くのプレーヤーが加わることで、移動型おもちゃ美術館をきっかけに”地域のコラボレーション”が可能になるのでは?と曽我部さんはおっしゃってました。既に、自治体やその地域を活動拠点とした林業関係者などが木育キャラバンと関わりを持ち、「木」を中心とした地域活性・地域経済に関する新しい取り組みを始めた先駆例もあるそうですが、今後木育キャラバンをきっかけとした地域とのつながりや活動は、ますます広がっていくかもしれませんね。

そんな、木育キャラバンが「木育おもちゃFesta」として今年も千葉市で開催されました。どんな魅力的なイベントだったのか、それでは見ていきましょう。

■木の香りあふれる、良質なおもちゃが大集合の2日間

今年の「木育おもちゃFesta 木育キャラバン in 千葉」は昨年と場所を変え、千葉市の男女共同参画と福祉に関する複合施設「千葉市ハー モニープラザ」1階(千葉市障害者福祉センター、多目的ホホール)にて8月26〜27日(土・日)の2日間開催されました。最寄駅の京成電鉄千原線「千葉寺駅」から徒歩約6分と近いこともあり、駅から会場に向かう親子連れも多数見かけました。

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会場の受付前には、今回の「木育おもちゃFesta」の手づくりの会場マップが貼付。「にほんの森のプール」「ころころ合唱団」「木の辞典」「色鉛筆を作ろう」など、楽しそうな木のおもちゃによる遊びとワークショップがそれぞれ10ブース出展していました。

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会場に入ってまず向かったのが、入り口近くの「森のがっしょうだん」。階段状に木が組まれていますが、その形が「くの字」だったり傾斜がついた直線だったりといろいろありました。

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同じく木でできた丸い玉を上から転がすことで音が奏でる仕組み。前述の手書きの会場マップにも「ころころ合唱団」と表記されていたように、「ころころころ〜」と高音で木琴のような優しい音色が会場を包んでいました。でも、よーく聞くとなんと童謡「どんぐりころころ」のメロディを奏でていたのです!歌の雰囲気と木のぬくもりや良さがとってもマッチした楽しいおもちゃですね。

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優しい音色はもちろん、”木の玉を上から転がすおもしろさ”というのもこのおもちゃならではの魅力。何度も玉を転がし、ダイナミックな動きやその行方を追うのも子どもにとっては楽しいものですね。

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そして、階段状に組まれた木をよく見ると、木の名前が書いてありました!「なら」「せんだん」「さくら」「とち」「ひのき」などいろいろな木の一端で構成されており、木にの種類によって色や模様の違いがあるということも遊びを通して知ることができます。おもちゃを紹介する大判パネルにも書いてありましたが、木の種類によって「音」にも個性があり、いろいろな木が持つそれぞれの声 (音)で一つのメロディを奏でる、まさに”森の合唱団”ですね。

ちなみに、このおもちゃですが東京おもちゃ美術館と岐阜県高山市に本社を構える木工メーカー「オークヴィレッジ」さんとが連携してつくりあげた「オークヴィレッジ 木育キャラバンセット」の1つです。

創設当初より”木という身近な素材を使い、環境との共生を目指したモノ造りを実践することが、社会的責任だ”という考えのもと、木製家具や文具の製造・販売、木造建築の設計・施工などモノづくりを手がけてきたオークヴィレッジさん。子どもが手にするおもちゃについても国産材にこだわってものづくりをしてきました。

そこで、”日本の木を感じるおもちゃの空間”をつくるべく、出来上がったのがこの「オークヴィレッジ 木育キャラバンセット」。 高い集客力を誇る東京おもちゃ美術館運営の木育キャラバンのノウハウを注ぎ込み、多彩な国産広葉樹を使用した木のおもちゃのすべてをオークヴィレッジさんが企画・制作しました。さらに、木のおもちゃを多くの親子に届けることでその良さを知ってもらうとともに、遊びを通して日本各地の森林資源の有用性やその地域の林業・木工産業の活性化につなげることも目的の1つとして制作に至ったそうです。

現在、東京おもちゃ美術館が有する「木育キャラバンセット」(移動型おもちゃ美術館セット)は3つあるそうですが、そのうちの1つがこの「オークヴィレッジ 木育キャラバンセット」。そして、この「オークヴィレッジセット」が千葉にやってくる!というのも、今回の木育おもちゃFestaの大きな魅力の1つでした。

「森のがっしょうだん」に続いて遊んだのは、こちらの「木のプール」。同じく「オークヴィレッジセット」です。

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大きな木枠の中に、たまごの形のような木がたくさん!プールで泳ぐかのように寝っ転がったり仰向けになったりして、元気いっぱいに遊ぶ子どもたちの姿がたくさん見られました。木ならではの肌触りやぬくもり、質感を全身でめいっぱい感じることができますね。

続いて遊んだのはこちらの「寄木の積木ツリー」です。

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こちらも同じく「オークヴィレッジセット」の1つ。「木」のおもちゃらしく、ナチュラルカラーの葉っぱを思いつくままにペタペタと貼りつけ、自分好みの「木」を育てて遊ぶ楽しさがあります。

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大判パネルの説明書きにもあるように、「さくら」「くり」「なら」「ほお」と葉っぱは全部で4種類。色や形、模様などさまざまです。

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葉っぱの裏は接着可能な仕様になっているので、こんな風に布素材できた緑色の木にペタペタと張ることができます。また、木の幹の下にある茶色い箱には積木でいっぱいでした。

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前述の「森のがっしょうだん」同様、「もみ」「さわら」「きはだ」「なら」など、たくさんの木の種類でつくられた積木たち。模様 もそれぞれで、いろんな木の表情があるんですね。それにしても、木の種類ってこんなにたくさんあることに改めてびっくり!

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木の種類もさまざまですが、形もさまざまな積木。また、動物のかたちをしたおもちゃもあり、先ほどの「葉っぱ」以上に楽しそうに
遊んでいました。

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「ごっこ遊び」が大好きな我が娘、ついには床に積木を広げだしここから長時間の動物園ごっこが始まりました…(汗)。木の肌触りはとっても心地良く、また遊びを通していろいろな木が森にはあるということも学べますね。それにしても、根気良く娘の動物園ごっこに付き合ってくださったスタッフの方に感謝!です。

ちなみに「オークヴィレッジセット」の内容は紹介した以外にもあり、それとは別に東京おもちゃ美術館からも良質な木のおもちゃが多数展示されていました。閉館間際まで木のおもちゃを堪能していた4歳娘。しかし、それは我が子に限ったことではなく会場内の至る所で同じように楽しく遊んでる子ども達、そして親と子の微笑ましい姿が見られました。

■木を知って、作って、遊んで、楽しむ! 充実の”木育”ワークショップ

木のぬくもりが感じられるグッド・トイが多数ありましたが、自然素材を活かした木のワークショップが充実しているのもこのイベントの魅力の1つ。その数10ブース。ニッセさんによるプロデュースとのことですが、千葉県内の林業や木工業の方とのつながりが広がるよう「地域密着」を意識したセレクションでした。娘といくつかワークショップに参加したので、その様子をお伝えしますね(ちなみにワークショップ毎に、別途材料費が必要)。

まず最初に、さんむエコノミックガーデニングさんの「山武杉で作る星と月のアクセサリー」ワークショップに参加しました。

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実際につくり方を教えてくださったのは、千葉県山武市で、地元のブランド杉「山武(さんぶ)杉」を使って家具や小物類をつくっているStudio Bambiさん。「山武杉をもっと知ってもらいたい」と、このワークショップでも山武杉を使ってアクセサリーを作りました。

ちなみに、東京おもちゃ美術館が活動する、”「木」を真ん中に置いた子育て・子育ち環境を整備し、木育化・木質化”を進める「ウッドスタート活動」に地域木材を有する山武市が賛同し、「ウッドスタート宣言」協定を東京おもちゃ美術館と結びました。今年の8月に協定を結びましたが、千葉県内の自治体では初めてのことのようです。

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あらかじめ型抜きされた山武杉の星と月のモチーフを2種類の紙ヤスリを使って、表面をなめらかにしていきます(上写真、左)。ヤスリがけが終わったら、続いて「くるみ油」を全体に塗っていきます(上写真、右)。このくるみ油、木の補強や防水効果も高く、また光沢も増すので、木製玩具の仕上げなどで使われるようです。

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最後にひもを通して、アクセサリーの完成!モチーフのかわいらしさはもちろん、山武杉の木の模様も良いアクセントになっていますね。ひもも調節可能な仕様になっており、木の温かみが感じられるかわいいネックレスができました。

続いて参加したのが、こちらのエコバッグをつくるワークショップ。

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「Deco bag de Nisse」とあるようにニッセさん主催のワークショップ。ニッセさんらしく、かわいらしい妖精が描かれた木のスタンプを自分好みにペタペタと押していきます。ちなみに、この素敵なイラストですがニッセさんのスタッフの方が描いたそうですよ。

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こちらが出来上がり!木や葉っぱにちなんだイラストがとっても素敵ですね。自分でどのスタンプを押すか選びつくったので、娘もとっても気に入った様子。

まだまだ素敵なワークショップがあったので、そのいくつかを紹介しますね。木を中心とした子育てやくらしを進める「木育」という視点をもち、木のならではの風合いや良さが感じられるものばかりでした。また「地域密着」「地元産業」として千葉とゆかりのある方が多かったので、「木を通して地域を知る」良い機会でもありました。

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こちらは、千葉県茂原市で地域に密着した木材小売業を営むヨシモクさんのブース。魚に見立てた木を釣る「木釣り」と「木の辞典」、ちばの木でつくる「手形抜き体験」のワークショップを行っていました。”ちばの木を知り、ちばの木を使って体験しよう”とパンフレットにもあるように、私たちが普段生活している千葉県内にある身近な森や木に興味が持てる内容でした。

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「木」の英語表記「ツリー」(tree)にちなんだ「木の魚”ツリー”(釣り)」!いろいろな表情を持つ木でつくられたお魚たちがとってもかわいいですね。

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こちらは、千葉きこりーずさんとニッセさんによるオリジナル色鉛筆をつくるワークショップ。千葉きこりーずさんは、千葉県を中心に木や竹の伐採、森林整備を行うことで樹木と人が共存する住み良い環境づくりを目的とした活動を行っています。色鉛筆の材料も間伐材を用い、芯となる自分の好きな色を1色選んでつくります。写真のように木の太さや形もいろいろなので、2つとない自分だけの色鉛筆づくりは、モノとしても体験としてもとても貴重なものですよね。大人気のワークショップの1つでした。

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こちらは、”出かけるおもちゃ屋”そのつ森さんによる、かわいい木の指人形をつくるワークショップ。保育士・幼稚園教諭のほか、おもちゃコンサルタントや木育インストラクターの資格も持つそのつ森さんらしい、子どもがとっても喜びそうな手づくりおもちゃのワークショップです。ディスプレイもとっても素敵!

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こちらは、NPO法人ちば森づくりの会のブース。みどりと環境の再生を目指し、千葉市内を中心に活動する森林ボランティア団体のちば森づくりの会さん。”荒れた森を整備してみんな でニッセの森を作っています”とあるようにニッセさんと協働し、活動する様子も展示。写真にもあるように、「すぎ」や「山桜」などブース内にあるさまざまな積木で遊ぶ子どもたちの姿をたくさん見かけました。

このように木のおもちゃやワークショップを通して、地元・千葉に密着し、商いを営む林業や木工業の方、ボランティアで活動をする方々 が多数いらっしゃることを改めて知ることができました。この「地域密着」ということには、ニッセ代表の中村さんの想いもあり、おもちゃだけでなく地元の林業や木工業に携わる人をイベン トに呼ぶことで地域木材のことだったり、また現在の森林の姿、そしてそれらの木や森林を守り育てていく環境づくりにつながるとおっしゃっていました。さらには、木のおもちゃを通して日本の木のことや木材業のことについても知るきっかけになるとも語っていました。

千葉県を含め私たちが住む日本は、国土の約7割が森林を占める先進国の中でも有数の森林大国。でも、それだけの森林があれば、その森林を有する地域も多いわけで、「木」と「地域」はどうしても切り離せない関係にあるのではないでしょうか?「木を知ることは地域を知ること」と言ったらかなり大胆な言い方かもしれませんが、木のおもちゃの先には地域でその木に携わるさまざまな方がおり、木が育み利用される自然環境についても考えてみる、といった小さくとも大きな「気づき」を与えてくれているのかもしれませんね。

最初は子育て支援という立場から、木育、さらに森づくりへと変遷をたどるニッセさんの歩みと同じように、第3回目にして「木のおもちゃ」だけではない、地域に密着した林業、木材業、木工業の方も参加し、いろいろな意味での「木との出会いの場」となっているこの木育おもちゃFesta。「木」を通じてどんな地域とのつながりや展開がこれからあるのか?今後もますます楽しみなイベントですね。

「木育おもちゃFesta 木育キャラバン in 千葉」いかがでしたか?木のおもちゃで遊ぶことの良さ、自然のモノの良さを味わうだけでなく、おもちゃを通して地域や日本の木のこと、林業や木工業の現状 についても親子で知るとても良い機会ですよね。「木育」という考え方やその良さを伝えるべく、千葉市内だけでなく千葉県内をこの木育キャラバンのようにいつかは巡回したいという夢をお持ちのニッセ代表の中村さんですが、今は「年に1回しかできないイベントなので、大きく展開することでいろいろな方に遊びに来ていただきたいですね」と語っていました。

今回残念ながら行くことができなかった方、この記事で気になった方。
子育て支援ステーション ニッセさんのHPなどをチェックしていただき、ぜひ来年の開催時には足を運んでみてくださいね〜。

■「木育おもちゃフェスタ~木育キャラバン in 千葉~」
日時:2017年8月26日~27日(土・日)10:00~16:00
場所:千葉市ハーモニープラザ1階 千葉市障害者福祉センター多目的ホール
入場料:こども(小学生以下)200円 / おとな(中学生以上)300円 ワークショップはコーナー毎に別途材料費が必要になります。
※その年によって、日時や場所等が変わりますので詳細はその都度子育て支援ステーション ニッセにお問い合わせください。

■子育て支援ステーション ニッセ
web:http://nisse.club
住所:千葉県千葉市中央区千葉寺町1220-4
TEL&FAX:043-386-6037

■参照元
・子育て支援ステーション ニッセ:http://nisse.club
・東京おもちゃ美術館:http://goodtoy.org/ttm/
・オークヴィレッジ:https://www.oakv.co.jp/index.html

くろさわ ゆうこ
くろさわ ゆうこ | 記事一覧

1976年、新潟県生まれ。大学卒業後、人文系出版社勤務を経て、現在は千葉県にて一人娘を子育てする日々。暮らしのなかのFUN!を”見つける、考える、やってみる”ユニット「nom de cocoa」としても活動中で、近年ではフィンランド発のソーシャルフードイベント「Restaurant Day」に共感し、ピクニックイベントを千葉でも定期的に開催。女子クリエイターのためのライフスタイルつくりマガジン「haconiwa」でも箱庭キュレーターとして活動中。モットーは「毎日が文化祭」。https://www.facebook.com/yuko.sekisawa

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