千葉に行くつもりじゃなかった
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Vol.4 登攀道場のキッズボルダリング体験イベントに行ってきました。

2017.06.27

こんにちは、くろさわゆうこです。

6月に入り、関東もいよいよ梅雨入り。毎年のことではありますが、雨の日が多いこの時期は外出先も限られ、ついつい家に閉じこもりがちに。外遊びが大好きな子どもとの生活で「外に行けない!思いきり体を動かせない!!」というのは、子にとっても親にとっても危機的状況だったりするのですが(笑)、そんなこれからの時期にうってつけの場所を見つけました。

その名もボルダリングジム『登攀(とはん)道場』。
そこで開催された「ギッズボルダリング体験イベント」に参加してきましたので、その様子を今回の【千葉へ行くつもりじゃなかった】ではお伝えしますね。娘4歳、人生初(!)のボルダリング。さてさて、怖がらずに登ることができたでしょうか…⁉︎

■JR西千葉駅近く、途中退室OKでフレキシブルに利用できるボルダリングジム

フリークライミングの一種で、ロープなど道具を使わずに専用の靴とチョークのみで3〜5mの壁や岩に登る「ボルダリング」。
さまざまな課題があり、指定されたホールドのみを使ってゴールまでたどり着けるかを競うスポーツです。
また、2020年東京オリンピックの追加競技として正式に採用された3種目複合「スポーツクライミング」のうちの1種目であり(他の2種目は登った速さを競う「スピード」、登った高さを競う「リード」)、スポーツとしてはもちろんレジャーやフィットネスとしても近年人気があります。

そんなますます注目度の高まる「ボルダリング」ですが、この『登攀道場』は2015年11月西千葉にオープンした、まだ新しいボルダリングジムです。

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JR西千葉駅より徒歩約5分という好立地。途中退室OKの登り放題とのことで、途中でランチやカフェに出かけたり、また千葉大学が近いことから、学生さんが授業の空き時間に利用することもできたりと、フレキシブルに使える施設です。

「険しい岩壁などをよじ登ること」を意味する「登攀」(とうはん・とはん)ですが、この2文字が添えられた店名『登攀道場』は、オーナーの菅谷良信さんが著名な方も含むクライマー仲間と10年以上活動してきたチーム名に由来しているそう。

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屋内には高さ約4mの迫力あるクライミングウォールが3つのエリアに分かれてあります。

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ダイナミック115度のウォール(写真上)と125度&3ルーフのウォール(写真下)。材質やマットにもこだわり安全性を配慮しているので、ボルダリングを存分に楽しむことができます。
ちなみに、これだけのクライミングウォールを備えた『登攀道場』ですが、このジムができる前はこの場所、コンビニエンスストアだったんですって!約4メートルほどもある壁だけに、天井が高い建物を探していたそうですがこの跡地がまさにぴったりとのことでした。

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登攀道場では、大人だけでなく小学生以下のお子様も利用可能です(全エリア利用の場合は保護者の方と一緒に利用することが必要ですが、オープン〜17時受付分の1時間体験利用のみ一部エリア(白色壁)において保護者は付き添いだけで、お子様だけで利用できます)。受付カウンターではボルダリングに必要なチョークやテーピング、オリジナルTシャツなども販売しています。

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受付カウンターの後ろにある専用のレンタルシューズ。子ども用の17㎝から足の大きい方向けに30.5㎝までと、多数取り揃えております。
上記以外にも、更衣室(女性更衣室では授乳やおむつ交換も可能)や飲食コーナー、登りすぎによる腕や指の熱を下げるための氷やアイシングボックスなど設備も整っており、子どもから大人まで気軽にボルダリングを楽しむことができます。

それでは、キッズボルダリング体験の様子を見ていきましょう!

■どこまで登れるか⁉︎ボルダリングに初挑戦!

今回参加したのは、この登攀道場が月2〜3回ほど企画する「キッズボルダリング体験イベント」。3〜12歳を対象に定員6名で、時間は午前の部のみの10:15〜11:30の1時間ちょっと。このイベントの時は保護者は付き添いのみで、子どもだけでのボルダリング体験が可能です(託児はやっておりませんので、必ず保護者の方の付き添いは必要です)。

今回は、4歳の娘と一緒に5月28日(日)の回に参加。娘にとっても初めての体験なので「登れるかなぁ、楽しんでくれるかなぁ…」と少々不安もありましたが、受付を済ませ、まずはレンタルしたシューズを履いて準備しました。

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レンタルシューズ代も参加費に含まれていて、靴底がラバーでできている専用のシューズを装着。子ども向けには17㎝〜から用意があるので、それ未満の方は上履きを持参とのこと。

準備が整ったら、いよいよ体験イベントがはじまります。

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挨拶とともにまずはスタッフの方より、施設の案内や注意事項を説明していただき、実際に登り方も見せていただきました。
ちなみに、当日はスタッフのおタカさんとしんぺいさん(写真上)のお二人に見ていただき、ご指導いただきました。

「じゃあ、早速登ってみよう!」ということになりましたが、登る前に必ずやることが手にチョークをつけること。
そうすることで、突起物の岩をつかんでも滑らず登りやすくなるそうです。

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こちらの袋の中に入った白いものがチョークで、手のひらなど満遍なくつけます。実際にボルダリングをやっている人は、登っている最中でもチョークが使えるよう、このチョークバッグを腰に下げて登ります。

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手のひら全体についたこの白いチョーク、器械体操の選手が演技を始める前に手につける、あの粉と全く同じ性質のものだそうです。

これで準備万端。さぁ、ボルダリングの開始です!!

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チョークをつけたら、みな壁に向かって一目散。この日はキッズスクールに在籍している生徒さんも数名来ていて、とても活気がありました。年齢や性別、体格差などありますが、一番上を目指して、みな自分のペースで登っていきます。

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4歳の娘もボルダリングに初挑戦!専用のシューズも履きテンションも上がっていたのか、嫌がることもなく壁に向かって登っていきました。ただ、年齢的に小さいため高いところ自体が怖いようで、ある程度登ってもその高さに不安を感じ、一番上まで登るのはこの年齢にはまだ難しいようでした。

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「ホールド」と呼ばれる、登る時に必ず触るこの突起物のかたちもさまざま。石や岩などスタンダードなものはもちろん、ハロウィンのかぼちゃや色とりどりの恐竜、大きな口を開けたモンスターなど子どもにとっても馴染みやすいかたちをしています。登る時やゴールの目印として伝える時に、とっても分かりやすいですよね。

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「次、ここのホールドをつかんでみよう」「あそこのピンクの恐竜をゴールにしよう」など、スタッフの方々は子どもたちが登りやすいよう手足をかけるホールドや目指すゴールなど、気軽に声をかけてアドバイスをしてくれます。
ちなみに、スタッフの方は長い棒を持っていますが、上の写真のように次に移動すべき手や足のホールドやゴールとなるホールドを指し示すのに使用しています。さらに、よく見ると先端にブラシが付いてるのですが、手の届かない上部のホールドについたチョークや手汗などを取り除き磨くための道具としても用いられています。いずれも、ホールドをつかみやすくし、滑らないようするためだそうです。

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「次、右手をこの黄色い岩に移動してみよう」と、我が4歳の娘にもアドバイス。娘もそれに応えるよう、手足を使って一生懸命登っていました。経験や知識が浅いボルダリング初心者には、とってもありがたいですね。

時間も経ち、慣れてくると白い壁よりも傾斜があり、より難しい壁に挑戦する子もいました。

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白い壁のちょうど裏面にあたるこのグレーの壁の傾斜は115度。写真の女の子は頂上を目指し、失敗しながらも何度も何度もこの壁に挑戦している姿が非常に印象的でした。

さて、1時間ちょっとのキッズ体験イベントもそろそろ終了時間に。
まだまだ登り足りなそう子どもたちでしたが、「最後の1本!」という号令のもと、みな頂上目指して全力で登りました。

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一番高いところまで登ることはできませんでしたが、最後は2mほどの高さにある目標のホールドに見事タッチ!たった1時間ほどではありましたが、壁を登ることや高さにもだいぶ慣れたよう。

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汗だくになりながらも、充実感に満ちたこの表情!子ども自身も達成感や自信みたいなものが芽生えたのでは?と思える時間でした。

「ラスト1本」を登った後は、スタッフのしんぺいさんが最後に見事なボルダリングを披露してくださいました。

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一番下からてっぺんまであっという間に登りきり、最後のホールドは圧巻。子どもたちも「あんな風に登れるようになりたい!」と目標に思える素敵な姿でした。

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一番最後は、ボルダリング体験イベントということで壁の前にて全員で記念撮影。ほぼぶっ通しで1時間近くも登り続けたのに、子どもたちはまだまだ元気いっぱいでしたが、これにて今回のキッズ体験は終了しました。

今回の『登攀道場』のキッズボルダリング体験イベント、いかがでしたか?
この体験イベント自体は、昨秋より開始しまだ半年近くしか経っていませんが、リピーターも多く、回を重ねるごとに人気だそうです。
実際今回の参加者で、来月の体験イベントを既に予約した親子連れの方も数名いました。

また、このキッズ体験では「ボルダリングを親しみ、とにかく楽しんでもらおう!」ということをなによりも重要視しているとのこと。競技としてさまざまな課題をクリアし、指定されたホールドを使ってゴールまでたどり着けるかを競う「ボルダリング」ですが、その前に「ボルダリングを楽しむこと、そして”上に登る”というスポーツなので高さに慣れること」をまずは大切にし、この体験イベントではルールや課題などをあまり気にすることなく教えているそうです。

そして実際に参加してみて思ったことは、手足はもちろん体全体を使って登るので全身運動にも向いているし、バランス感覚も磨かれるのではないかなということ。また「次、どのホールドをつかもうか」と思いながら登るので、判断力や考える力を養うのに役立つのではないかということも。

そしてそして、一番強く思ったのが「諦めない」「できるまで何度も挑戦する」」というメンタルが鍛えられるのでは?ということ。昭和風に言うなら「根性が鍛えられる」とでも言いましょうか…。
これは、自分の娘ではなく、参加者のある女の子の姿を見ていて思いました。彼女にはちょっと難しい壁を登っているのか、あともう一歩、本当にあともう一歩のところまではいくのですが、どうしても頂上にまでは手が届かないのです。それでも、彼女は自らの意志で何度も何度もその壁にチャレンジしていました。
スポーツ全般に言えることだとは思いますが、ボルダリングの場合は道具を使うわけでもなく、自分の身一つのみなので、登っている時の大変さや辛さ、そして登頂できずにマットに落ちる時の悔しさ、そしてもう一回挑戦してやろうという意欲など、そういったものが自分の体を通してよりダイレクトに感じるのではないかなぁと思ったのです。そして、その先にある登頂できた時の達成感や満足感、自信と言ったものもより深く体と心に刻みこまれるのではないだろうかと。何度も挑戦する彼女の姿が、わたしにそう思わせました。

このキッズ体験イベントは今後も開催を予定しており、さらに『登攀道場』ではキッズスクールもあるので(詳しくは登攀道場のHPをご確認ください)、気になったかたはぜひチェックしてみてくださいね。

まだまだ続く梅雨や真夏の炎天下での運動の場にぴったり。水泳やサッカー、バレエなど運動系の習い事はいろいろありますが、これからはこの「ボルダリング」、おすすめかもしれません。

■登攀(とはん)道場
web:http://登攀道場.com/index.html
住所:千葉県千葉市中央区松波2-10-1 ベンド西千葉1-A
TEL:043-307-5710
営業時間:月曜日18:00 – 23:00/火曜~土曜・祝日13:00 – 23:00/日曜日10:00 – 20:00
※ただし、月曜日が祝日の3連休等の場合は日曜日は10:00~23:00までの営業、月曜の祝日が13:00~20:00までの営業になります。

■参照元
・登攀道場:http://登攀道場.com/index.html

くろさわ ゆうこ
くろさわ ゆうこ | 記事一覧

1976年、新潟県生まれ。大学卒業後、人文系出版社勤務を経て、現在は千葉県にて一人娘を子育てする日々。暮らしのなかのFUN!を”見つける、考える、やってみる”ユニット「nom de cocoa」としても活動中で、近年ではフィンランド発のソーシャルフードイベント「Restaurant Day」に共感し、ピクニックイベントを千葉でも定期的に開催。女子クリエイターのためのライフスタイルつくりマガジン「haconiwa」でも箱庭キュレーターとして活動中。モットーは「毎日が文化祭」。https://www.facebook.com/yuko.sekisawa

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