千葉に行くつもりじゃなかった
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Vol.1ぐりとぐらの森のお食事会~第1幕青空食育キッチン~@椿森コムナに 行ってきました。

2017.03.15

はじめまして、くろさわゆうこと申します。

結婚を機に、まさかまさか千葉県に根を下ろすとは思ってもいなかったわたしも一人娘を出産し、気づけばすっかりこの地で”自分たちらしい”暮らしを模索しながら、日々の生活を営んでいます。
そんな千葉・西千葉界隈に全く明るくないわたしですが、だからこそ「外から目線」でまだ見ぬ・知らぬ素敵なお店やモノコト、さらには子育て中ということもあり親子で楽しめるイベントなどをお伝えできればと思ってます。
「千葉へ行くつもりじゃなかった」…わたしはあえてこの言葉を呟きます、まだ見ぬモノコトへの期待とトキメキを込めて。

ということで、今回は先月26日(日)に開催された『ぐりとぐらの森のお食事会〜第1幕青空食育キッチン〜』という名前からして楽しそうなイベントに参加したので、その様子をお伝えします。親子で参加のワークショップはどんなものだったのか!? ぜひご覧ください。

●住宅街に突如あらわれる小さな森「椿森コムナ」

今回の『ぐりとぐらの森のお食事会』が催された場所は2016年グッドデザイン賞も受賞した「椿森コムナ」。JR千葉駅からもほど近い、都心に突然あらわれる小さな森「椿森コムナ」は、今回のイベントの内容にもとってもぴったりな場所でした。

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拓匠開発さん(https://takusho.co.jp)プロデュースする「椿森コムナ」は、千葉公園の目の前にある住宅街の一角に、ツリーハウスやタイニーハウス(小屋)、キッチンカーなどを集めたコミュニティスペースです。

”名称は『椿森コムナ(Tsubakimori Komuna)』komunaとは人工言語エスペラント語で「common(共有)」という意味です。
全米住みたい街No.1に選ばれ、いま世界中から大注目を浴びている都市ポートランド(オレゴン州)の「人と環境にやさしい街」を参考に企画、設計し、拓匠開発が取り扱う廃屋や建築現場の残材、既存樹木といったものを有効利用して製作しました。”
                         (「椿森コムナ」ホームページより引用)と、あるように都心にいながら自然の息吹も感じることができ、老若男女だれでも楽しいひとときを過ごすことができます。ツリーハウスやハンモックに子どもたちは大興奮の様子。この日は肌寒さはあるものの天気もよく、終始聞こえてくる子どもたちの楽しそうな声になんだかうれしくなりました。

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ツリーハウスは2つあり、大人もついついワクワクしながら登りたくなります。ガーランドをはじめとする空間デザインも素敵。

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シルバーのカフェはその名も「バンビ」、椿森コムナの常設カフェです。1960年代のアメリカのビンテージキャンピングカー「エアストリーム」をキッチンカーとして営業しているそうです。

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「椿森コムナ」のマネジャーでイベントのプロデュースもてがけるジーザスさん。今回のイベントではパンケーキを焼くための炭おこしでも協力していただきました。

●はじまり、はじまり!『ぐりとぐらの森のお食事会〜第1幕青空食育キッチン〜』

こんな素敵な空間で催された今回のイベント。2月26日(日)11時〜と13時〜の2回ありましたが、午後の回に4歳の娘と参加しました。

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小さな森の奥にあるパーゴラの下で開催されたこの親子ワークショップ。まず、目に飛び込んできたのはこの素敵なディスプレイ!切り株や松ぼっくりなども置いてあり、まさに絵本『ぐりとぐら』(中川李枝子作/大村百合子絵)の世界観をあらわしてますよね。素敵すぎて、期待感が高まりました〜。

そして、こんな素敵なイベントと空間を今回企画してくださったのが、このお二人!
アイシングクッキーなどデコスイーツをはじめとするお菓子作りを本業とし、著書も多数ある千葉市在住のHIROCOさん(写真左)と、千葉市で食育スクール「青空キッチン」を開いてるキッズ食育トレーナーの中根祐子さん(写真右、以下YUKOさん)です。

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お菓子作りを本業としつつ「椿森コムナ」のプロデューサーとしても活躍しているHIROCOさんが、YUKOさんの子どものための食育スクール「青空キッチン」に共感し、”ぐりとぐら”をテーマにした子どもたちと一緒に楽しめる食育のイベントが椿森コムナでできないだろうかと依頼したのがこのイベントのはじまりとのこと。今回HIROCOさんはサポーターとして『森のお食事会』の空間をづくりを担当。先ほどのデイスプレイ写真の切り株もHIROCOさん自らが用意したものなんですって!

”お食事会”ということで、パンケーキ作りやふぅふぅポトフを用意してくださったのは、3歳から小学生の子どもための食育スクールを手がける食育講師のYUKOさん。スクールでは、楽しく調理技術が身につくのはもちろん季節の料理も作ったり、食べる以外にも幼児教育に関することもてがけているそうです。

お二人の自己紹介も終わり、いよいよ『ぐりとぐらの森のお食事会』もはじまり!
何から始めるのだろう?と思っていたら、まずはふぅふぅポトフのための食材探しからでした。
椿森コムナのどこかにある「ねぎとほうれん草と玉ねぎ」を見つける、”食材宝探し”。参加している親子でまずは椿森コムナ内をプチ散策です。

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あれ〜。こんなところにポトフの材料になるお野菜が!!

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テントに隠されていた野菜たちを見つけ、なんだか得意げなかっこいいみんなの顔。普段、家庭ではこんな”食材宝探し”はできないので、アウトドアならではの『森のお食事会』らしい企画ですね。

子どもたちが見つけてきたお野菜を講師のお二人が野菜の名前を子どもたちに聞いたり、その野菜の特徴を説明してくれました。

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ちなみにこれはねぎではなく「わけねぎ」といって、下の方が少し紫色で細く短いのが特徴だそうです。普段よく目にしている野菜との違いも分かりやすく子どもたちにお話してくれました。

●絵本『ぐりとぐら』を読んだら、いよいよパンケーキ作りに挑戦!

”食材宝探し”のあとはHIROCOさんによる『ぐりとぐら』の絵本の読み聞かせがはじまり、はじまり。”ぐりぐら”シリーズのなかでも、昔から人気でみんなが大好きな大きなカステラがでてくる定番の『ぐりとぐら」を読んでいただきました。
その間、YUKOさんは子どもたちが見つけてきた野菜でふぅふぅポトフ作りです。

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子どもたちの掛け合いも上手なHIROCOさんの楽しい読み聞かせ。おいしいにおいに動物たちが集まってくるシーン(写真下)は何度見てもわくわくしますね!

HIROCOさんの読み聞かせが終えたら、YUKOさんにバトンタッチ。いよいよ子どもたちのお料理の出番です!絵本の中ではカステラですが、色や形が似ているパンケーキを各自のスキレット(小さい鉄フライパン)で作ります。

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まずは卵割り。YUKOさんと一緒に子どもたちが3つの卵を上手に割っていきます。

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次は卵を泡立て器でぐるぐるまぜまぜ、みんなで順番にお手伝い。興味津々な様子がいいですね。
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こちらでは、日本キッズ食育協会から発売もされているパンケーキミックス粉を一緒にふりました。YUKOさんに教えてもらいながらザルをトントン。

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かき混ぜた卵とヨーグルト、牛乳を全員でまぜまぜ。「一人3秒ルール」(笑)とし、「いーち、にー、さーん」と言いながら、みんなでかき混ぜました。その後、ザルでふったミックス粉と一緒にし、みんなでまたぐるぐるかき混ぜ生地はこれで完成。

その後は各自スキレットを持って外へ。先ほどのジーザスさんがおこしてくださった炭を使い、バーベキュー台でパンケーキを作っていきます。

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「まだかな、まだかな〜」とパンケーキが焼けるのに興味津々。なかなか焼けなくても「このできるかな?って待っている時間も楽しいんだよ」とHIROCOさん。

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プツプツしてきたら、パンケーキを裏に返す合図。もうそろそろかな?
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少しづつですが、パンケーキをひっくり返し次々と焼いていきます。火に気をつけながらみんな出来上がりを待っていました。

●パンケーキとふぅふぅポトフがいよいよ完成!みんなでいただきます〜。

パンケーキがようやく焼きあがる頃、YUKOさんとHIROCOさんが作り、仕上げをしてくださったふぅふぅポトフも完成。自分の器を持って、よそってもらいました〜。

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じゃん、こちらが出来上がり!スキレットで食べるパンケーキはふわふわで程よい甘さがおいしい!ふぅふぅポトフも素材の風味がよく出ていて、お家で食べるよりもとってもおいしく感じました。我が娘はポトフを速攻で完食(笑)。

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みんなで「いただきます」をして”森のお食事会”はスタート。みんなおいしそうに、もくもくと食べています。この時だけは子どもたちは静か(笑)。

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HIROCOさん、YUKOさんとみんなで今日使ったお野菜や材料を確認しながら見事に完食!
大人も子ども、みんなでおいしくいただきました。

最後は子どもはもちろん一緒に参加した親御さんの感想を言い合いましたが、子どもたちからは「おいしかった」「楽しかった」と元気な声が。
親御さんからは「普段は汚れを気にして家ではしない卵割りという貴重な機会を得れて良かった」や「家では時間を気にして料理をしているけど、できるのを待つという時間も大切だなと思いました」「家では完食しない我が子が自分で作ったせいか完食している姿にうれしかったです」など、料理を一緒につくるだけではない、子どもとの触れ合いや料理を取り囲む時間の大切さなどについてご感想をおっしゃってました。まさに、これってサブタイトルにあるように”食育”に通じることですよね。

ちなみにわたし自身は子どもと一緒に作るのはもちろん”食材宝探し”など野外ならではの試みがとってもいいなぁと思ったのですが、講師のお二人のHIROCOさんとYUKOさんはその点についてもご本人達がワクワクしながら企画を練っていったそうです。
それ以外にも『ぐりとぐら』の読み聞かせやパンケーキ作りのお手伝い、炭火でパンケーキができるのをじっと待つ時間など、子どもにも大人にも有意義で心温まるひとときでした。

「これをきっかけにパンケーキを作ったよとか、お母さん達もいつもよりお野菜多めに入れたわよ」と食や食育を意識してくれたらうれしいとYUKOさん、そして「『ぐりとぐらのお食事会』の延長で、お料理はもちろんこの森も楽しんでいってくださいね」とHIROCOさん。
企画されたこのお二人自身が「楽しかった!」と最後におっしゃってましたが、野外ならではの趣向に凝った小さな森でのお食事会、食や食べることを楽しむとっても良い時間でした。
第2幕も予定しているとのことなので、気になる方は次回ぜひ参加してみてくださいね!

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HIROCOさん、YUKOさんありがとうございました。そして、今回の取材にご協力いただきました関係者の方々、ワークショップにご参加いただい方々に心よりお礼申し上げます。

■椿森コムナ
住所:千葉県千葉市中央区椿森1-21-23
営業時間:9:00~21:00 (不定休)
http://tsubakimorikomuna.com

・HIROCOさん
Doze Life Food:https://www.facebook.com/dozelife/?pnref=lhc
Facebook:https://www.facebook.com/hiroco.akiba

・YUKOさん(中根祐子)
blog:http://ameblo.jp/yuu-zucca
青空キッチン:http://aozora-kitchen.com

くろさわ ゆうこ
くろさわ ゆうこ | 記事一覧

1976年、新潟県生まれ。大学卒業後、人文系出版社勤務を経て、現在は千葉県にて一人娘を子育てする日々。暮らしのなかのFUN!を”見つける、考える、やってみる”ユニット「nom de cocoa」としても活動中で、近年ではフィンランド発のソーシャルフードイベント「Restaurant Day」に共感し、ピクニックイベントを千葉でも定期的に開催。女子クリエイターのためのライフスタイルつくりマガジン「haconiwa」でも箱庭キュレーターとして活動中。モットーは「毎日が文化祭」。https://www.facebook.com/yuko.sekisawa

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