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Vol.5 疲れない脳をつくる生活習慣

2016.08.01

『疲れない脳をつくる生活習慣 働く人のためのマインドフルネス講座』
石川善樹 著
2016年 プレジデント社

最先端の知見から生活を見直してみよう

マインドフルネスという言葉を聞いたことがあるだろうか。かのグーグルが社員向けプログラムを開発するほどのものらしい。具体的には『瞑想によって自己の内面を静かに観察し、「いまここ」に集中すること』を指すそうだ。グーグル社員の10人に1人は参加しているこのマインドフルネス。さて、どんなものなのだろうか。

20世紀の心理学者は、「人間が1日に使える意思決定の量が限られている」ことを発見したそうだ。情報過多の現代、SNSも流行し、細かい意思決定の数は増える一方。どうやってこの状況に対応していくのが良いのか。著者の出した答えは、「疲れない脳をつくる」こと。それを実現するための急先鋒として白羽の矢を立てているのがマインドフルネス、というわけである。ストレスを軽減し、免疫力を高め、さらには集中力や創造性を高めてくれるといった効果を持つようだが、詳しくは本書をご覧あれ。

本書では瞑想によって得られる効果に関してはもちろんのこと、その効果を高めるための睡眠、姿勢、食事のあり方といったところにまで踏み込み、科学的な裏付けとともに解説している。これが平易な言葉で非常にわかりやすい。そして、強制するようなニュアンスもない。読者の「考え方」を変えることではなく、ちょっとした「注意」の仕方を変えることを提案している。そっと寄り添って、必要なアドバイスをくれるような本なのだ。

なんだか疲れると感じることの多い方。忙しさの濁流に巻き込まれ続けているそこの貴方。あっという間に最先端の知見を得られる本書を、息抜き代わりに読まれてはいかがだろうか。ライトに生活を見直すきっかけになってくれること請け合いである。

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